COCORO かわぐちかいじ [マンガ]
私の考えるレオナルド・ダ・ヴィンチは、ひげが長く、年老いたルネッサンス期の偉人という感じだけど、この本におけるダ・ヴィンチは少し違う。
この本では、年老いたダ・ヴィンチではなく少年時代の姿が描かれている。
私は大学時代、芸術学を学んだが、どの本を見てもダ・ヴィンチの少年時代は出てこなかったので、この本はとても興味深かった。 (ダ・ヴィンチの少年時代は、実際は様々な説があり、不明な点も多いらしい。)
メディチ家(ロレンツォ・ディ・メディチ)との出会い。
フィレンツェで画家としての才能を認められていく様子。
人体の解剖に興味を抱いたり、様々な発明を行ったり、少年時代のダ・ヴィンチが生き生きと描かれている
また、少年時代のダ・ヴィンチは天使のような美少年であったというエピソードも意外だった (私たちがよく見るおじいちゃん姿のダ・ヴィンチの写真からはなかなか想像できない!!)
また、最後のほうでは幼き日のミケランジェロも登場
人の姿を頭の中で描き、一つの石を彫りすすんでいく姿を見たダ・ヴィンチは、ミケランジェロはすばらしい彫刻家になるだろうと予言する。
美術書の中では味わえないダ・ヴィンチの姿はとても面白いと思う
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