そして誰もいなくなった アガサ・クリスティ [海外小説]
衝撃でした いろいろなミステリーを読んできたけど、鳥肌がたったのはこの本が初めて。
一見何のつながりもない10人の男女が、一人の人物によってインディアン島に招かれる。 そこでマザーグースの詩のとおりに次々と殺人が起こる。
10体あったインディアンの人形は、ひとり殺されるごとに1体ずつ消えていく。 見えない殺人狂に対する恐怖。 次から次へと起こる殺人になす術もない。 犯人は誰なのか。 もしかしたら人間ではない何かなのか…。
次第にお互いのことが信用できなくなっていく。 自分を護ることができるのは自分自身しかいないと思いながらも、精神的に追い詰められていくので何が正しいのかわからなくなってしまう。
「そして誰もいなくなった」では、ポワロのような名探偵は登場しない。 次々に起こる殺人トリックを解明しようとする第三者が出てこないため、多くの謎を抱えたまま話は進んでいく。
そのことについてはあとがきにも書かれていたのだが、クリスティ自身に、手がかりを与える気など最初からなかったから だと思う。
「アクロイド殺し」とはまた違った感じで面白いと思った
- 作者: 清水 俊二, アガサ・クリスティー
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 1976/04
- メディア: 文庫
この本の謎は最後の最後で語られるが、まさか一番ありえそうもない判事による殺人だったとは!
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はじめまして。
私もこの本を読みました。
最後まで犯人が分からず、後ろのページから読もうか?
と考えるほど、犯人が最後まで分かりませんでした。
凄く面白い本に出会えたと、満足した気分になった1冊でした♪
アガサ・クリスティの本は、好んでよく読んでます。
by hime (2006-04-12 12:54)
>himeさん
さっそくコメント&niceありがとうございます!
私も最近はクリスティばかり読んでます。
ほかにも記事がありますので、そっちのほうも読んでいただければ光栄です!
クリスティの本でほかに面白いのがあれば、ぜひ教えてくださいね(^^)
by heartday810 (2006-04-12 13:01)
またまたお邪魔します♪
クリスティのほかに、シドニー・シェルダンも読んでおりましたが、
「真夜中は別の顔」すっごく面白かったです。
(ひょっとして、読みました?)
最後の結末にビックリー!?
これには、驚かされました。
by hime (2006-04-13 12:34)
>himeさん
シドニー・シェルダンは高校生のときに何冊か読みました。
でもどの本を読んだのか覚えてません…(汗)
「真夜中は別の顔」は有名な本ですよね!
ぜひ読んでみますね!!
by heartday810 (2006-04-13 13:47)
heartday810さん、ご無沙汰しています。
この作品は思い出深いですねぇ。
http://www006.upp.so-net.ne.jp/yuseum/Mysteries/stories/tli.html
↑のような馬鹿なことを昔はやっていました(¨;)
オールタイムベスト3に必ず入るのは、すごいですよね。
by ゆーじあむ (2006-04-17 21:14)
>Yuseumさん
お久しぶりです。 コメントありがとうございます。
「本を落としたことで犯人を知ってしまった」なんて結構貴重な体験ですね~。
ミステリーを読むときは気を付けなきゃいけませんね!(笑)
by heartday810 (2006-04-17 23:53)